5月1日(水)10時〜12時 若草台地区センター
5月のワークショップは【季節のういろう生地】
米粉を中心に数種類の粉と砂糖を混ぜた溶液を蒸したものを『ういろう』といいます。
小麦粉だったり、わらび粉だったり、もち粉だったり微妙な配合具合で少しずつ口当たりや弾力が違います。
竿菓子のういろうは各地にありますが、中にあんこを包んだり、薄い生地にしてあんこを巻いたりという「ういろう菓子」も各地に数多くあります。
ちまきも然り。
関西では、笹の葉や葦の葉でういろうなどの餅菓子を細い円錐型にして包み、イグサで縛ったものをちまきと言います。
新潟県では「笹団子」として有名なお菓子のルーツが三角形のちまきと言われています。
鹿児島県のちまきは「あくまき」とも言われ、餅米を竹の皮で包み灰汁で煮込んで作ります。
砂糖やきな粉をつけて食べるちまきです。
元々は保存食であったこれら各地のちまきが、端午の節句に食べられるようになるのは江戸時代からの慣習のようです。
米食文化の日本に根付いた数々の郷土菓子の中から、5月のワークショップでは関西地方の円錐型のちまきを作ります。
また薄く伸ばしたういろう生地と黄身餡を使って、紫色のグラデーションが美しい「かきつばた」を作ります。
「唐衣着つつ慣れにし妻しあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」の和歌の薫りとともに…