第2回ワークショップのご報告

あっという間に1ヶ月が過ぎて、第2回目ワークショップの日となりました。

このワークショップは、「和菓子を作ってみたい人」を対象にしていることはもちろんですが、少し違う点は「和菓子でボランティアをしてみたい」の気持ちを持っている人にフォーカスしていることです。

第2回目は、新しい方2名も加わって計6名のご参加でした。
テーマは「フレーバーあんこを作る」

日本には小豆味のあんこだけでなく、たくさんのフレーバーあんこがあります。
最も有名なのは、抹茶あんですね。他にもゆずあんやサクラあんなども。

今回我々が作るのは「梨あん」と「栗あん」です。
フレーバーの元となる素材を煮たり、蒸したりといろいろな加工を経て、白あんに混ぜていきます。

しかし、その配合がとても難しく、「これだっ!」というあんこにはなかなか辿り着けません。
また糖度が高すぎると本来の素材の香りや旨みが感じられなくなります。
反対に糖度が低すぎても何のお味なのかはっきりと感じ取ることができなくなります。

「梨あん」は淡いお味でさっぱりとした爽やかなテイスト。
「栗あん」は栗の裏漉しを贅沢に使ったゴージャス版。

 

この2種類のフレーバーあんこを使って「浜なしのミルクまんじゅう」と「栗まんじゅう」が完成しました。

写真はかなり単調な色合いの作品が並んだためか、「何だかパン教室みたいだ」と言う参加者さんもいました。

もっともお味の方はしっかり和菓子です。代表的な秋のスイーツのお味を堪能していただけたのではないかなと思っております。
ただし、焼き菓子のため作った当日食べても全く美味しいとは感じられないこと、2、3日経ってから召し上がる方がいいですよと念押ししておきました。