10月のワークショップが終わりました。
秋の味覚といえば『いもくりなんきん』ですが、
今回は、その中から栗とかぼちゃの2品を使いました。
「ハロウィンかぼちゃパイ」と「栗蒸し羊羹」
みんな大好きな食材で美味しくないはずはありませんね。
「ハロウィンかぼちゃパイ」では、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、やっと納得できるかぼちゃ餡を作り出すことができました。
かぼちゃペースト、白餡、黒糖、上白糖、生クリームの配合が絶妙なんです。
この「ハロウィンかぼちゃパイ」は、夏の間お休みしていた「100個和菓子製作プロジェクト」において秋再開の第一弾となります。
今月の無償提供和菓子として、数カ所にお配りしていきます。
「栗蒸し羊羹」は定番中の定番和菓子。
蒸す羊羹には小麦粉などの粉類を使いますが、ただ、こし餡に加えて混ぜるだけではありません。
最初に小麦粉に少量の水を加え、しっかりと小麦粉グルテンを引き出します。チューインガムのような触感になるまで混ぜ続け、その後に初めてこし餡を入れていきます。
出来上がりはもちもちふわふわ感のある柔らかい羊羹ですが、1日寝かせるとなんとも弾力があってどっしり重い、味わいのある美味なる羊羹になっているのです。
中に刻んで入れた栗といい、表面に飾った栗といい、栗を味わうには最高の伝統和菓子です。
9名の参加者全員に大変喜んでもらえました。
お家でご家族と舌鼓を打つ参加者のお顔が一人一人目に浮かんできます。